医王山ダオ谷

登山日 2007年6月3日(日)
天候 快晴
形態・同行者 沢登り 子供2人(小6長男・小4長女)
所在地・アプローチ 富山県南砺市・石川県金沢市 射水市より車で1時間半
標高 850mくらい 白兀山と医王山の中間
登山口 645m 国見ヒュッテ
コースタイム 8:20国見ヒュッテ 8:55豊吉川出合 8:55〜10:00三蛇ヶ滝近くまで往復 10:10遡行開始 10:25ナカオ谷出合 11:15二俣 11:40〜12:10 10m滝の高巻き 13:50白兀山近く、登山道に出る 14:15車道(百万石道路)に出る 14:40国見ヒュッテ 

子供と、キャンプに行こうということになった。馬場島もいい所だが、今回は医王山にした。高校山岳部時代、合宿の定番だった山だ。卒業した次の年に一度登ったきりなので、28年ぶりである。

福光のスーパーで買出しをして、国見ヒュッテにて受付。料金は大人200円子供100円で、計400円。幕営地を検討していると、下から見たことのある登山者Oさんが。ヒュッテの管理人さんと懇意であるらしく、我々もヒュッテに戻り、ビールやらお菓子やらをご馳走になった。さて、幕営は我々だけ。休憩所のある、眺めのいい所にテントを張った。近くを散策したり、懐かしい避難小屋を見に行ったり。夜はヒュッテ前から庄川町の花火を見たり酒を飲んだりして、気持ちのいい夜は過ぎていった。

翌3日は、沢登りである。1週間ほど前に地図を眺めて、滝マークもないし沢歩きでもしようか、と思いついた。で、一応ネットで「医王山 沢登り」で検索すると、私が入ろうと思っていた沢は沢登りの対象になっていて、知っている人も遡った形跡がある。ナカオ(中尾)谷とダオ(蛇尾)谷のうち、ダオ谷のほうが易しい(らしい)ことが分かった。それでも途中には10m大滝の高巻きもあるらしい。準備を整えて沢に入った。

遡行開始すぐに、「楽しい」を連発する子供たち。「こんな所、いいよね〜」と。しかし、半分も過ぎないあたりから「まだ〜?」疲れてきたのかな。段々とロープを出す回数も増えてきた。大滝の高巻き、滝の直登、責任重大である。詰めは、ほぼ完璧。最後は涸れ沢を詰めれば早かったのかも知れないが、藪がひどいのでブナ林の尾根に取り付いた。私には「もうちょっと」でも、子供には「まだまだ」だったようだ。ともあれ、遡行図や資料の有り難味を感じた。・・・私は遡行図を作成出来ないでいますが・・・
疲れただろうけど、子供たち、頑張ってくれました。沢登りにもいい印象を持ってくれたようだ。

車道に出て、私は早足で車を取りにいった。迎えに行くと、ちょうどナカオ谷を遡行してきた10人くらいのパーティに出会った。面白かったとのこと。そこも行ってみたい。

国見ヒュッテに挨拶をして、「ぬく森の郷」で温泉に浸かり、「8番ラーメン」を食べて家路に着いた。


テン場。散らかし放題。

岩崩山648mは徒歩5分。

なつかしの避難小屋。きれい。

外観。

昼は焼きそば、夜はご飯とサラダとギョーザと味噌汁、朝はきしめん。

鳶岩に行ってみようと、蟹の横ばいを歩く。遠いので引き返した。
1時間ロス。

いよいよ遡行開始。

へつり、楽しい。

足回りは、息子・上州屋の渓流シューズ、娘・運動靴の上にソックス、私・鮎足袋。

運動靴の上にソックス、フリクションはばっちり(事前に私も実験した)。

飯盒の残りのオコゲ入りおにぎり。

うまい。

ここまではロープは出していない。

10mの大滝。直登も出来るらしいが、我々は草付きを高巻く。

高巻き途中から大滝を見下ろす。

ナメ滝、きれい。

4mくらいの滝。ゴボウで引っ張り上げる。

がんばれ〜。

よいしょ。

車道に出た。やった〜。

ナカオ谷左俣     ナカオ谷右俣