室堂〜五色ヶ原〜薬師岳〜太郎平〜折立
東京のツアー会社のガイド。雨・雷が心配な気圧配置であったが、
結局一度も雨具は着ずに済んだ。特にハイライトの3日目・薬師越えの
日は素晴らしい天候、360度の展望を満喫しながら行動出来た。
出発前日、私は室堂のみくりが池温泉泊。ぐっすり眠り、朝風呂に浸
かり朝食バイキングを食べて、夜行直通バスで新宿から到着した
12名を室堂ターミナルで出迎える。
最初、浄土山への高度差400mの登りは夜行明けにはきついだろう。
ペースも上がらない。でも日が差していない分暑くなくて助かった。
龍王岳を巻き、鬼岳に向かう辺りから青空が見え出す。雪渓のトラバ
ースはトラロープが張ってあり、五色ヶ原山荘の人がスコップでステップ
を切ってくれているので難なく通過。
五色ヶ原山荘には13時40分着、お風呂に入り、外で生ビール。いいねぇ。ここは食事も豪華だし、朝食は4時半に出して
くれたので早く出発することが出来た。
2日目、霧の中出発。登り下りを繰り返す。途中越中沢岳の下り、鎖場は大したことなく通過。スゴの頭辺りから小雨がぱら
つくこともあったが、雨具を着けるほどでもなく11時40分にスゴ乗越山荘に着。このあと12時過ぎから土砂降りになった
ので、みんなの行動に感謝したい。ここでは夕食前の食堂で、ツアー参加者の自己紹介などして楽しい午後を過ごした。
3日目、夜半に激しく降っていた雨も上がり、2時過ぎには満天の星空。天気予報では雷の心配もあっただけに、うれしい
外れ方をしてくれた。5時半発、360度の展望の中、ひたすら北薬師まで登る。さらに薬師岳までは辛そうだったが、9時
50分着。40分間の長い休みを取る。下りも順調。天気の心配もないので休みの時間を多くとって太郎平まで。13時15分に
小屋に着いた。
夕方の、小屋前の広場でくつろぐ時間帯が好きだ。みんな幸せそうにこれまでの山を振り返ったり明日からの山に思いを
馳せたりしている。
4日目、曇り。折立までの下りは、三角点を過ぎた頃からすれ違い渋滞が激しくなってくる。余裕があるので忠実に「登り
優先」を守っていたら三角点から折立に1.5時間かかった。普通なら1時間くらい。
亀谷温泉の白樺ハイツにて入浴、食事。東京に向かう皆と別れた。ロッジに帰ってしばらくすると外は雨と激しい雷に
変わった。
初日・鬼岳から獅子岳へ、雪渓をトラバース | 青空も見え出す | ザラ峠より鳶山の崩壊した尾根 | ||
五色ヶ原山荘まであとわずかの木道より | 山荘前より龍王岳と雄山 | 2日目・登り5回、下り4回を繰り返してスゴへ | ||
3日目・天気予報とは裏腹に快晴の朝 | 日の出は5時20分頃 | ゼンテイカ(ニッコウキスゲ) | ||
鍬崎山2090m | 北薬師岳への登り | 前方は北薬師、いわゆるニセ薬師。奥が薬師岳 | ||
金作谷カールと薬師岳2926m | 頂上の祠前にて | 頂上からの下り | ||
薬師岳山荘にてジュース&トイレ休憩 | 太郎平小屋着。整理体操。 | 三俣蓮華岳方面の入道雲 | ||
夕方の太郎平小屋 | 私の大好きな時間帯。皆幸せそう |